昭和ガス株式会社 様

代表取締役社長髙橋 政宏
事業内容エネルギー事業

PLガスだけにとどまらず最適エネルギーの提案、生活価値商品の提案での「最適生活の実現」を目指し、「個客密着」をモットーに以下の事業を展開。

プロジェクトを組んで、事業ドメインを明確にした
「新・経営理念」の策定からのスタート

髙橋社長:
自主管理経営の導入に際して、当社の場合は当時の管理職を中心に、プロジェクトを結成して取り組んでいきました。
私が社長に就任したのをキッカケに、そのプロジェクトで「新・経営理念」「新・行動基準」の策定し、そこで明らかになったビジョンを基に「中期経営計画」の策定を進めていきました。
それまでは、毎月の定例会で数字を中心とした報告をしていましたが、現在の自主管理経営報告書の形になって数字だけではない各部署の行動についても詳細に報告がされるようになりました。
導入して7年経ちますが、私がトップダウンで指揮を執るのではなく、プロジェクトのメンバーが中心になって部下を巻き込みながら、根気よく取り組んでくれたのが良かったと思っています。

他拠点の様子が分かるから「負けていられない」という
良い競争心が芽生える

谷野係長:
普段、他の拠点の様子というのを社員が知る機会はなかなかありません。
自主管理経営は、それを分かるようにしてくれています。数字以上に細かい各拠点の様子や情報を共有できるだけでなく、報告書の記述に表れてくる、他の拠点の『頑張り』に、自分の拠点も負けていられない、という気持ちが出てきます。
自主管理経営は、良い意味で「競争意識」を生んでいると思います。

当社では、全拠点に自主管理経営報告書を回覧します。一番良い拠点を毎月社員の投票で選んで、「MVP」を決めています。導入当初は、とにかく自部門が「MVP」を取れるようにという想いで一生懸命やりました。賞が取れると、みんなで喜びしました。大変なんですけど、嬉しかった時のことはちゃんと記憶に残るんです。

髙橋社長:
LPガスの業界は、原油価格や技術革新といった外部環境の変化に業績が大きく左右されます。
毎年の経営計画の策定の際には、そういった経営環境の変化に対応するための目標が入ってきます。それに合わせて、業績評価指標も変更していますが、これから更に進化させていくために、数字の見せ方やコメント欄の項目を見直す等フォーマットのリニューアルも検討したいと思います。
『習慣』になったということは、現在の自主管理経営報告書のレベルに社員が追い付き、そして追い越しつつある段階に入ってきているのだと思います。更なる進化が必要です。