ご質問へのお答え

本を読まれた方へ

当社の著書「ケタ違いの成長軌道に乗せる経営」をご拝読いただき誠にありがとうございます。
お陰様で「中小企業の経営者様限定」というカテゴリーで、思いもかけない第三版となりました。まだまだこの勢いが続くことを願っています。

さて、読者の方からご感想とともに以下のような質問をお受けしておりますのでこの場で回答させていただきたいと思います。

書籍を読まれた方からの質問

Q1. 第一章の田舎の会社って本当にあるの?

 なんか上手くいきすぎ、作り話じゃないの。田舎の製造業の若手社員がやる気を出して会社を変えて行くなんてかなり難しいと思うのだけど・・・?

A.本当の話です。

 本当にボロボロの工場で兼業農家の社員が多くて農繁期は有給を取る人が重なっていましたし、若手の大半が素朴なヤンキーでした。でも社長との対話の中で大きな夢や目標を持ち、少しずつ「本当のことに」にしていくことで変わっていったのです。

 今ではアルミダイキャストでは世界で認められたR&D企業に成長しています。

Q2. 本の中では事例がぼやけて見えないけれど不親切ではないか

 コンサルティングの工程表や自主管理経営報告書の実例の写真を載せているけれど文字が小さいうえにぼやけているから、拡大コピーしても見えないぞ。

A.申し訳ありません、その通りです。

 企業名や企業秘密になるようなところを塗りつぶしてそのまま掲載しようと色々工夫をしたのです。しかし、黒塗りの箇所が多すぎて意味をなさないくなってしまうのです。フォーマット・フレームワークだけでも掲載しよう試みましたが、会社ごとに構造や項目が違うのです。会社ごとに独自な項目を設定する前の基本的な部分であれば掲載可能なのですが、それはほんとに何でもないものなのです。

 当社のセミナーにご参加いただければ多くの実例を現物に近い状態でお見せ出来ます。それは想像を超えるくらい各社の工夫が満載で、驚き感動されると思います。

コンサル内容についての質問

Q1. 社員の推進チームで「ケタ違いの成長軌道の仕組み」が作れるの?

 毎日忙しいし、残業規制も厳しい中、どちらかというと勉強嫌いだった中小・零細企業の社員に経営戦略とか経営の仕組みづくりができるのか疑問に思う。仮に社長が任命しても「やらされ感」いっぱいで具体的な形にならずに終わるのではないの?

A.苦戦することも多いですが「できなかった」会社はありません。

 勉強嫌いは学校教育の勉強であって、会社や自分の「強み」を作るとなると勉強も研究も案外熱心です。今までは社長が「うちの社員は・・・が苦手」と決めつけて、社長ご自身で全部を作ってきてしまったのではありませんか。社員さんを見直すほど今まで見せない能力を発揮します。

Q2. 5年10年先まで成果がないのか、そこまで待てないぞ

 ケタ違いの成長軌道を造り込むとなると、5つの仕組みを作るまでに何年もかかって、それから運用して成果が出るのが遠い先のように思えてならない。そんな悠長なことは言っていられないのが中小企業の実情だよ。

A.良い変化は早ければ半年後から現れます。

 売上・利益が上がるということではありませんが仕組みを作っている推進メンバーの考え方や意識の変化が言葉や行動に表れてきます。それが周囲に伝わって職場の雰囲気が変わるのです。熱伝導みたいな効果です。

 社長との本気の対話が主な要因です。対話とは相手の考えにも耳を傾けることですから、社長にこんなに話を聴いてもらえた、社長の本音が聴けたことが社員の気持ちを変えていき、発言・行為行動に少しの差、微差僅差が出て、それがいろいろな面で「目に見える成果」となって表れてきます。

Q3. 気になってHPのコンサルティング内容をみたら、一部と二部に分かれているけれど一部だけってないの?

 一部が自主管理経営報告書の仕組み構築が中心で、二部が中小企業の企業内大学の仕組み構築が中心だと書かれているけれど、一部だけとか二部だけとかそういう支援の仕方はないのか。

A.あります。

 一部だけで直ちに導入支援につなげるケースもありますし、自社でやってみるから大丈夫というのでも結構です。但し、二部だけ、或いは二部からというのはお勧めしていません。企業内大学の土台ともいうべきものが第一部の初期段階で構築或いは再考されているからです。