書籍紹介

強みのない平凡な会社を、ケタ違いの成長軌道に乗せる経営

著書:羽鳥博樹 (はとり ひろき)
株式会社自主管理経営 代表取締役

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「強みのない、平凡な会社」を、ケタ違いの成長軌道に乗せてきた辣腕コンサルタントが、その実践ノウハウを初めて公開した注目の書。

みずから経営コンサルタントとして地道に指導する傍ら、大きく成長を遂げた大小さまざまな企業の経営者を直接訪問、いかにして企業を成長させたか、その本質的に重要な要件を研究。

その結果、はじめから強みを持つ企業などなく、むしろ平凡な会社が小さな差、微差・僅差を「強み」へと進化させ、さらに「強み」の量産を促進し、一時的ではなく、持続する成長力につなげていっていることを発見。これを「自主管理経営法」として体系化し、悩める中小企業経営者に指導を展開、まさに平凡だった会社のケタ違いの成長を次々に実現。その具体手法を示した中小企業経営者必読の書。

主な内容

本書は、競争優位性や差別化など他社を圧倒する「強み」がない、ごく平凡な会社を大躍進、ケタ違いの成長軌道に乗せる為の実践書です。

本書が目指すケタ違いな成長とは、一時的なものでなく、持続性と耐久力のある成長であって、今より少し成長する程度のものでなく、それまでとは別次元、ある意味奇跡のような成長を意味しています。

自社の未来のあるべき姿へ向かう坂道、それが急勾配であっても1ミリ2ミリの愚直な歩みを止めず、気が付いたら別次元の成長を遂げている。そして、別次元に成長した地点をそこに到達するまでの期間からみると「こんな短期間で、いつの間にこんなところ迄」といえる程になっている。経営の「トルクとスピード」を併せ持つ成長です。

目指した目標・頂・高みに確実に到達することを重視し、途中で諦めず、遭難もせず、自社にとって必要な時間をかけ、達成に向けてのPDCAを回し続ける、まさに「言行一致」の経営です。

ケタ違いの成長を想定するといっても机上の理論・空論ではなく、中小企業の実例がベースの実践論です。本書に登場する会社は守秘義務への配慮で仮称ですが、全て実在の中小企業(一部上場企業1社を含む)ですし、引用している社長の言葉もそのまま、ありのままです。従って本書は企業経営のドキュメンタリーといえるものです。

平凡な会社・普通の会社の事業領域は、無理な競争も大きなリスクもない穏やかな状態のように思えますが、実は最もライバルが多く、代替可能な技術・製品・サービスを提供する会社がひしめき合っているのです。常に顧客からの「スイッチの危険」にさらされ、時には理不尽と思える要求に耐え忍ばなければならない過酷な経営スタイルといえます。

圧倒的で独自な「強み」によってこの状況から一気に抜け出そうとするのは、ハードルが高すぎますしその必要はありません。もっとゆっくりでいいのです。
 まずは、少しの「差」、鼻の差「微差・僅差」で良いのです。それから安定的な成長速度を持続し、いつしか追い付けないほどの競争優位に立つのです。その為の考え方、具体的な手法や仕組みを実例に基づきながら解説します。

本書を読んでいただきたいのは、次のような考えをお持ちの中小企業の社長です。

  • 会社をもっと大きくして、儲かる会社になって、社員にたくさん給料を払ってあげたい、いろいろな経験をさせてあげたい。
  • 胸を張って自分の会社の名前を言えて、自慢ができて、この会社に入って「本当に良かった」と社員に言って貰える会社にしたい。

同時に、社長ご自身として、

  • 起業家・事業家として、自分に何が出来るのか、どこまでやれるのか人生を懸けて試したい。 
    と胸を熱くしている中小企業の社長です。

つまり本書は「社員想いで、野望・願望・夢多き」中小企業の社長の「言行一致」を後押しする応援の書です。

  • あらかじめ申し上げさせていただきますが、次のタイプの社長が読んでも参考にはなりません。
  • プロセス軽視(過程はどうでもよく)、成果が絶対(結果オーライ)。
  • 短期的な成果・即効性・即戦力など、何より「速さ」が最優先。「そこ迄待てない」が口癖。
  • 手間のかかる人財育成や組織活性化には関心はなく、目に見えないものには投資しない。

このような社長には本書の考え方や手法は悠長な取り組みとしか思えないからです。

  • 本書が最もお伝えしたいことは次の4点です。
    会社の「強み」とは何か。平凡な会社がどのようにして「強み」を創るのか。
  • 「強み」が創れる会社と創れない会社の違い何か。
  • さらに「強み」を量産しケタ違いの成長へと押し上げる、「消費しても自動的に再生され、枯渇も燃え尽きもしない持続可能なモチベーション・エネルギー」とは何か。
  • 持続可能なモチベーション・エネルギーを生み出す仕組みは具体的にどうやって創るのか。

本書に登場するケタ違いに成長した会社の社長には原稿の時点で見ていただき、記述内容についての了解を得ておりますが、皆さん「うちの会社はまだまだだよ」と謙遜されていました。

しかしそのまだまだとは、「まだまだ伸びるよ、成長するよ」という意味ではないかと思います。事実各社ともに成長は今も持続しています。 

いずれにしても本書がきっかけとなり、多くの中小企業がケタ違いの成長を実現されることを心から願ってやみません。

目次

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「強み」がない、中小企業の社長の秘められた本音
成長する会社と成長しない会社の分岐点
中小企業の社長は、なぜ本音に蓋をするのか
すぐ傍から見た、中小企業の社長の孤独
まるで別の会社、桁違いの50億
「強み」のない、「弱み」だらけの田舎工場
波乱の管理職研修
社長の想いを形にしたA3用紙たった1枚の改革構想図
元ヤン戦略会議
何もしない、変えたくない人たちの「無言の抵抗」
「本当の事になっちゃった」と女性社員がつぶやいた
企業成長に「強み」は必須ではない
暴挙、田舎の工場の中に大学を創る
平凡なR社を飛躍させたのは何か
重要なのは、現在の「強み」ではなく、今から作る「未来の強み」
会社を大きくすることの意義
平凡なままの経営が一番過酷・・・

会社には「性格」がある
30億寸前で成長がピタッと止まったままの原因
成長のための行動様式4つの「型」
リーダー不在、「特に何もしない」を繰り返す管理職会議
社長は何でも一等賞
オレ様社員の誕生
見えにくいことに手間と費用を掛ける
ABC型が「D型」の志向を取り入れると・・・

「強み」の本質
「強み」の寿命と限界・幻想
「強み」を創る最善の方法
「強み」ができない「何度も、何度でも」
「強み」の量産、新陳代謝・相乗効果
「好き」は儲けに変換できる
「強み」創造に必要な3つの「好き」
仕事と会社と社長が「好き」と「愛社精神」との違い
仕事と会社と社長が「好き」と「エンゲージメント」の違い
仕事と会社と社長が「好き」を培う仕組み
辞めたくない会社、辞めたら損だと思われる中小企業
99憶から500億、ケタ違いに成長した物流会社の小さな奇跡
持続的な競争力となる「誠実」という企業文化
熱烈中華のラーメン魂
異業種からの転職者・新卒が集まり若手人財が活躍する葬儀社
自分たちで仕組みを創りながら、自分と会社を進化させる
介護施設はどこでも「利用者様に寄り添う」と言うが・・・

勘違い ①「うちみたいな会社には、新卒・いい人材はとれない」
勘違い ②「社員はみんな、充実した福利厚生、給料の良い
会社で働きたいと思っている」
勘違い ③「社員は、社長の話を聞きたがらない」
勘違い ④「社員は褒めて伸ばす」
勘違い ⑤「社員は数字で評価されたり、ランク付けされるのを嫌がる」
勘違い ⑥「組織を変えれば、問題は解決する」
勘違い ⑦「うちの社員は勉強が嫌い」・・・

今までの振り返り
消費しても、自ら再生し、決して枯渇しない不思議な力
一人の人間の中に別々な人格が存在する?
「好き」は自然・偶然、潜在的で先天性のものか
仕事の中に「好き」になる要因を組み込む
なぜ、社員は「好き」なことを外に求めるのか
他社から見えにくく、模倣できない経営戦略
仕組み その1 自主管理経営式・理念深耕
仕組み その2 自主管理経営式「強み」創造マニュアル
仕組み その3 自主管理経営式 自動巻きPDCA
自分で回る、自動巻きPDCAの作り方
会社の健康診断書、仕事のスコアカード
平面的な経営理念を数値で立体化する
社長と社員の「交換日記」、文字で見せる社長の背中
「善意の積極性」と学びの連鎖反応、そして「強み」の量産・・・

仕組み その4 自主管理経営式・稼ぐ人事評価制度
賞与・昇給の金額によるモチベーション効果は短命
お金に付加価値をつける
人事評価制度で、賞与・昇給原資を稼ぐ、無い袖は振らない
この会社でしか、「本当のこと」にならない自分の未来
社員に求める「心技体」
人事評価制度で、社長は社員の人生に大きなお節介をする
人事評価制度に潜ませる、人財発掘と最強の企業文化創りの「種」撒き
仕組み その5 自主管理経営式・経営スピードと経営トルクを創る
崖っぷちになったら、できることは限られる
ケタ違いの成長軌道には経営トルクが必須
経営トルクを創る① 3つの「好き」のひとづくり
経営トルクを創る② 仕組みを止めない、止まらない仕組みづくり
経営トルクを創る③ 最終学歴は、企業内大学ってどういうこと?・・・

「もしも」が現実になったら
悪いことは思い通りになり、良いことは思い通りにならない
「先送りして」高い壁を低くする
仕事と会社と社長が「好き」をお金に換算する
好き効果率5%向上の試算
■仕事と会社と社長が「好き」効果の仮説
■労働生産性試算
■営業プロセス試算
■退職者試算
ケタ違いの成長へ、挑戦の真っ最中の中小企業
世界シェアNO・1企業との取引拡大をめざすKM社の野望
自主管理経営の導入目的の明確化
ケタ違いの成長で、年商100億リフォーム会社構想
ケタ違いの成長で社長が手に入れる「社長冥利」
ケタ違いに成長した会社の社員に聞いた「大好き」な社長・・・

あとがき
著者紹介

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